澤村投手がはり治療で長胸神経麻痺なったとされる件について、鍼灸師の業団が読売巨人軍に公開質問状を送付しました。

澤村投手のはり治療による長胸神経麻痺に関する照会

もしはり治療で長胸神経麻痺になったなら、どのような施術をしたのか(使用鍼のサイズ、刺鍼部位・方向・深度・強度)分からないと再発防止出来ません。
患者さんも不安でしょうが施術をする鍼灸師も不安なので、一刻も早い回答が望まれます。
国会答弁のようなあやふやな回答にならなければ良いですが、正直、鍼灸師が納得できる回答が返ってくるとは思っていません。

以下質問状の抜粋です。

【診察・診断した医師への質問】

Q1. 正確な診断名とその理由(所見)。

Q2. はり治療が長胸神経麻痺の原因であるならば、はり治療を原因とした理由(因果関係)と他の原因を除外した理由。
また、はり治療前から長胸神経麻痺を疑う所見がなかったか?

Q3. 患者の転帰について。

Q4. もしもはり治療が長胸神経麻痺の原因であるならば、どのような安全対策を施せば、今回の事故を避けることができるか?

【トレーナーへの質問】

Q1. 本件に関するはり治療の詳細(主訴と治療の目的、使用鍼のサイズ、刺鍼部位・方向・深度・強度、等)について。


Q2. 刺鍼時あるいは刺鍼後に神経を傷害したことを示唆する現象(強い鍼響、痛み、シビレ、筋の単収縮、等)はあったか?


Q3. 上記の質問を踏まえて、はり治療が今回の事故の原因と考えているか?
もしもそうであるならば、どのような施術行為が原因であったか、どうすればこれを防ぐことができたと考えるか?