ある時ギックリ腰を患い、それ以降慢性的な腰痛持ちとなった私。
整体の限界を感じ、苦手な鍼灸治療を受けることにしました。
鍼灸も受けてみればそれほど怖いものではなく、食わず嫌いだったと反省しましたが、肝心の腰痛は今ひとつスッキリしません。

あるとき、腕が良いと評判の鍼灸院を知ります。
私の師となる先生です。
先生は強面で、治療は痛いけどすごく効く という腕のよい治療院の典型的な謳い文句。
鍼灸治療には免疫が出来ていたので、思い切ってその鍼灸治療を受けてみよと決意しました。

まずは検査。
一般的な鍼灸は、治療をする前に舌を診たり脈を診たりします。
そういえば、整体では施術前の検査をされた記憶がありません。

先生は、整形外科的検査法を使って痛みの原因を探ります。
この方法は現代医学的な根拠のある診断方法で、鍼灸の学校でも一通り習います。
いままで整体や鍼灸院に行っても、整形外科的検査法を使うところはなかったので少し驚きました。

私の場合、
前屈よりも後屈(腰を後ろに反らす)で痛みが出る。
SLRという仰向けで脚を伸ばしたまま片足ずつ上げる検査で、左側に異常がみられる。
これは、ぎっくり腰で痛めたのが左側だったので一致。

一通りチェックしたあと、うつ伏せになって治療開始。
先生は、3寸(約9cm)の中国鍼(太い)を使います。
見るからに痛そうですが、鍼を打たれると今まで感じたことのないズーンとした刺激(ひびき)が走ります。
腎兪 気海兪 大腸兪 帯脈 というツボに鍼をしますが、腰に鍼をしているのに脚までひびくこともあります。
木下晴都先生の傍神経刺に近い鍼の打ち方。
痛いけど悪い部位に当たって効いている感覚で、不思議と嫌な感じはありません。

鍼をし終わったら10分ほど電気(鍼通電)をかけます。

鍼通電が終わると鍼を抜いて終了。

肝心の効果ですが、これまで受けてきた施術とは段違いで、腰がとても楽になっていました。
こんなに楽になる鍼灸治療があるということに心から感動し、先生に「弟子にしてくだい」とお願いしたところ、快く受け入れてくれて、師事することができました。

おかげで、ときどきギックリ腰や腰痛になるものの、大事に至らずにいますし、教わった治療が私の治療のベースになっています。