デスクワークは思ったよりも腰に負担が掛る

デスクワークは一見負担が少なそうですが、実は立っているよりも腰への負担は大きいのです。
腰にかかる負担は
立っている状態を100とすると
椅子に座っている状態:140
立った状態で腰を20°傾けた状態:150
椅子に座って腰を20°傾けた状態:185
横向き寝が75
仰向け寝が25
といわれています。

デスクワークは、立っている状態の1.5倍から2倍くらい腰に負担が掛かっているということです。

首や肩にかかる負担

頭の重さは体重の約10%、腕の重さは体重の約6%といわれています。
体重50㎏の人なら、頭の重さは約5㎏、腕の重さは約3㎏。
首に掛かる負担は、
首を前に傾ける角度が15°の場合約10kg
首を前に傾ける角度が45°だと約20㎏
下を向いてスマホを使っていると首や肩に大きな負担が掛かっています。

座っている時間が長いと寿命が縮まる?

座りすぎの死亡リスクは最大40%増

死亡リスクは最大40%増とういのは大袈裟な気もしますが健康によくないのは確かで、座っていると筋肉がほどんど伸縮しないため、血流が滞ってしまうのです。
筋肉は適度に伸縮しているほうがよく、動かないでいると固まります。
若いうちは筋肉が柔らかいので気になりませんが、年齢を重ねると筋肉が固まりやすくなります。
脚のむくみも、動かないでいるせいで筋肉のポンプ作用が働かないため、血液を還流できずに溜まってしまうからむくむのです。

同じ姿勢でいることが問題

誤解しないでほしいのは、座るのが悪いのではなく「何時間も座り続けて筋肉の収縮がほとんどない」ことが体に悪いのです。

理想をいえば、1時間に1回3分くらいラジオ体操(体を動かすならラジオ体操でなくてもよい)をするのがよいですが、現実的ではありません。
そこで最近では、(日本でも)立って仕事できる環境のオフィスも出てきたようです。

立って働くほうが疲れず生産性も上がる

立っているほうが座っているよりも筋肉の伸縮があり、動き出しやすいので活動量が増えます。